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2004.01.05

ラスト・サムライ

遅ればせながら見てきました。

ネタバレ部分があるかもしれないので、これ以下は見てない方は読まない方がいいかもしれません。
面白かったので見てからの方がいいかもしれません。

公式サイト
http://www.lastsamurai.jp/

一言で観想を言うなら「面白かった」です。
楽しむ為には、歴史的背景とか細かい設定とかは関係ない映画であるということを頭に入れておくともっと楽しめるんだろうなと思いました。
とにかく色々な要素が盛り込まれているので、ひとりのキャラクターが複数の役割を負っているというか、盛りだくさんだけに混乱するかもしれないなと思いました。もう一度見ないと味をかみ締める事ができないかも?ストーリー自体はは全体で丸く収まっていて消化不良は起こしません。というかこの要素全てを盛り込む為にこういう構成にしたんだな、と思うくらいです。

ハリウッドということで、アメリカから見た「サムライ」「武士道」を想像してしまうかもしれませんが、見終わった後の感想としてはそういった違和感は一切無く見ることが出来ると言うことです。昔、三船敏郎が出てたカミカゼだっけな、映画があったんですが日本人感がグチャグチャで一種のギャグ映画じゃないかと思ったんですがそういうのは杞憂でした。これだけですごいことかも。

おそらく、移り行く時代の中で「古いもの」と「新しいもの」という価値観にとらわれない普遍のものを「武士道」としてスクリーンに映し出そうとしたんだと思いますが、そういった意味では非常に成功したと思います。泣き所もありますしシラケ感なしでのめりこめました。
ハリウッド映画ですがどちらかというと日本人の方が泣けるんじゃないかな?幕末から維新にかけての微妙な時代背景は細かく描かれていないので(攘夷という言葉すら出てこなかった気がする)難しいかも。そんなこと関係ない映画だとは思いますが。

とにかくキャラが立ってます。トム・クルーズをかっこよく見せる為の映画ではなく「渡辺謙」が一番かっこいい。とにかく渡辺謙の映画なんじゃないかってくらいです。脇役もかなりいい味を出しています。真田広之は「足利尊氏」以来だなぁ、やっぱ鎧が似合う。
小雪もハマってる。あまりに背が高くてあまりにスタイルが良いのを除けばハマり役です。
ああ、カワイイ。前から好きな女優さんですが、また一段とファンになってしまいそうな立ち姿でした。最後の方ね。

ひとついうなら、天皇が…リアリティがなかったですが…まぁ私も天皇見たことありませんし仕方ありません。

ビデオ出てからとかいわずに、金払って見る価値はあると思います。

さて、ラスト・サムライでは分からない細かい時代背景も、面白いと思います。
おりしも来年の大河ドラマは新撰組。これも幕末と維新を舞台にしたものですね。大河ドラマがどうなるかは知りませんが、脚本が…あれなんで大河っぽくないかもしれませんが幕末の動乱を勉強しなおすにはいい機会かも。関連した本も色々出ることでしょうし探しやすい時期です。



ラスト・サムライ
ジャンル : 時代劇
製作年 : 2003年
製作国 : アメリカ
配給 : ワーナー・ブラザース映画
19世紀末。南北戦争の英雄、オールグレン(トム・クルーズ)は、原住民討伐戦に失望し、酒に溺れる日々を送っていた。そんな彼が、近代化を目指す日本政府に軍隊の教官として招かれる。初めて侍と戦いを交えた日、負傷したオールグレンは捕えられ、勝元(渡辺謙)の村へ運ばれた。勝元は、天皇に忠義を捧げながら、武士の根絶を目論む官軍に反旗を翻していた。異国の村で、侍の生活を目の当たりにしたオールグレンは、やがて、その静かで強い精神に心を動かされていく。

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Comments

「ラスト・サムライ」、最高に、くだらない!!映画でした。

あれだけ時代背景がハチャメチャで、セットもハチャメチャで、人間関係もハチャメチャな映画はないんじゃないですか!?

時代背景は、あれじゃ「戦国時代」じゃないですか。おまけに、幕末期には鉄砲が存在していたのに、どうして使わなかったのでしょう?

人間関係で言えば、本当に日本の映画なら天皇を登場させることはできないのではないですか?おまけに明治天皇は「関西」育ちなんですよ。それなのに、なんで「標準語」話してるんですか?

あと、勝元の家族は、反乱軍の家族なのに、なんのおとがめなかった。これ、おかしくないですか?

セットで言えば、まず植生。日本のどこにあれだけシダ植物が生えたところがあるんです?
また、なんで皇居が神社なのでしょうか??
京都の御所だって神社ではないですよ。

さらに「大和魂」とか「武士道」とか軽々しく書く方がいらっしゃいますが、そういう方に伺いたい。本当に新渡戸稲造の「武士道」を読んだんですか?読みもしてないのに勝手に「武士道」について語るのは間違いではないですか?「武士道」をちゃんと読めば、あの映画がくだらない映画だとちゃんとわかると思うのですが??

ハリウッドが作った駄作「パールハーバー」を見て「感動した!」なんておバカなこと言った人がいたのを記憶しているのですが、そういう人は、あの映画で「敵」だったのが、どこの国かちゃんと理解してたのでしょうか??

世紀の駄作「ラスト・サムライ」で泣くようなおバカな人は、もう日本人とは言えないですね。そういう人は「アメリカ人」なのでしょう?アメリカの文化にどっぷり浸かった、日本を忘れた人なのでしょうね。

Posted by: H | 2004.01.19 07:14 AM

まー、その通りなんですけど、ちょっと本文に書きましたが時代背景とか一切気にせず、架空の設定ということでいいんじゃないでしょうか。ドキュメンタリーではなくエンターテイメント色の強い映画と思えば気にならないのでは?
映画としてラスト・サムライは決して駄作ではないと思います。
もっとひどい世紀の駄作はいっぱいありますよ。

Posted by: cza | 2004.01.21 06:05 PM

幾多の時代感覚の誤りは、解った上で、あえてやった感じですね。
パンフにあったインタビュー見ると
「あえて鎧の時代性は排除しました。なぜならこの時代に武士が鎧を着ることはありえませんから。」
…などと言ってます。
鎧の時代様式に突っ込みを入れられるくらいに日本の伝統文化に造旨がなくては、逆に製作者に笑われてしまいそうですね。w

あくまでこの映画のテーマは「武士道」、ひいては「日本人だけが持つ何物か」であると思います。
戦国時代・明治維新・太平洋戦争そして戦後の復興…多くの外国人が関心を抱いているであろう、これらの事象に共通する「何物か」を「武士道」というファクターで抽出せんとしたのが、この映画だと思います。
つまり明治維新はあくまで物語設定のネタに過ぎず、製作者も別に明治維新を忠実に再現しようなんて思っていないでしょう。それは邦画の役割ですので。

こういう点に感じ入れず、枝葉末節に捕らわれてしまう人が何か気の毒に思えます…

私は感動して三回も見てしまいましたよ。

Posted by: TUE | 2004.02.03 10:11 PM

「ラストサムライ」いい映画だったなー。出来れば日本人が作って欲しかった・・。
渡辺謙について大騒ぎしているけどアカデミーは無理。国内でもそれほど評価受けていないはず。はまり役だっただけ。もっといい役者はたくさんいるからね。
駄作と言うやつは一体どこを見ているの?アメリカ人が作った映画なんだから観る視点が違うよ。
この映画を見て日本人であることに誇りを感じた人はたくさんいるはず。いい映画だよ。

Posted by: 石戸 | 2004.02.05 06:57 PM

映画の素晴らしさって、見たままそのままをどうの
ってんじゃなくて、なにを感じさせるかってとこじゃないの?
そう言う意味では、古きよき日本や、伝統を守る気持ち、日本人である事の誇りを喚起されたいい映画だったと思う。
たしかに、こういう映画を日本人がつくんなきゃって思ったけど、でもね、ガイジンメイドだからこそ、ある意味よけいなとこは、それっぽく、あるいは史実と違ってもそのままにして、言いたい事だけクローズアップさせることが出来たんじゃないかな。
しょせん、歴史物なんだから、リアリティーをどこまでも追求したところで、あくまでリアリティ。リアルには決してならないわけじゃん。
日本人が作ったら、余計なトコに気を回し過ぎて、なにを伝えたいのか、わからん!作品になってしまったかもよ〜?

Posted by: eiji | 2004.02.08 02:31 PM

映画の素晴らしさって、見たままそのままをどうの
ってんじゃなくて、なにを感じさせるかってとこじゃないの?
そう言う意味では、古きよき日本や、伝統を守る気持ち、日本人である事の誇りを喚起されたいい映画だったと思う。
たしかに、こういう映画を日本人がつくんなきゃって思ったけど、でもね、ガイジンメイドだからこそ、ある意味よけいなとこは、それっぽく、あるいは史実と違ってもそのままにして、言いたい事だけクローズアップさせることが出来たんじゃないかな。
しょせん、歴史物なんだから、リアリティーをどこまでも追求したところで、あくまでリアリティ。リアルには決してならないわけじゃん。
日本人が作ったら、余計なトコに気を回し過ぎて、なにを伝えたいのか、わからん!作品になってしまったかもよ〜?

Posted by: eiji | 2004.02.08 02:31 PM

私も、多少時代考証やら設定やらが日本人からみて違和感があっても、この映画は確実に侍の気持ちを伝える映画だと思います。いまは、失われてしまった日本の美しさがあります。私は、トム・クルーズが最初サムライについて語っているのを「なにを白々しいことを。トムももう落ち目だな。」くらいにおもっていました。しかし、映画を見て、新渡戸稲造をトム・クルーズがぼろぼろになるまで読んだという話を聞いて再度感動しました。

Posted by: ひでき | 2004.02.29 11:48 PM

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